朝ドラあんぱん八木の会社キューリオのキャラクター一覧!モデルはヤギか?ハローキティーは?

朝ドラあんぱん八木の会社キューリオのキャラクター一覧!モデルはヤギか

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朝ドラあんぱん八木の会社キューリオのキャラクター一覧!モデルはヤギか

NHK朝ドラ「あんぱん」第127回(9月23日放送)では、妻夫木聡さん演じる青年実業家・八木が経営する会社「キューリオ」のキャラクターとおもわれる3つのパネルが壁にかざられるシーンが描かれました。このキャラクターはキューリオの社内商品と思われ、視聴者の間で話題となっています。今回の記事では、そのキャラクターを1つずつ整理し、ハローキティーは登場するのか?またモデルとなった実在のキャラクターやデザインの由来について考察していきます。

 

 

八木の会社キューリオ

9月10日に放送されたNHK連続テレビ小説『あんぱん』118回ではついに八木(妻夫木聡)が経営する会社が「九州コットンセンター」から「キューリオ」へと名称を変更しました。この展開は視聴者にとって大きな転換点でありモデルとなったサンリオとの関係がますます注目されています。

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1. 角の生えたキリンのキャラクター「KAWATAKE」

まず1つめのキャラクターは角の生えた「キリン」のキャラクターです。黄色を基調としたシンプルなフォルムながらも、どこかユーモラスで親しみやすいデザインが特徴的でした。なぜキリンで「KAWAKITA」なのかは不明です。日本のキャラクタービジネスにおいては、会社や商品の名前を象徴するモチーフをキャラクター化する例が多く見られます。キューリオの象徴としてヤギをキャラクター化することで、会社のブランドを親しみやすく世の中に浸透させる狙いが感じられます。

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2. 白と茶色のくまが並んで手をあげるキャラクター

2つ目のパネルは白いくまと茶色のくまが仲良く右手をあげて並んでいるキャラクター。丸いフォルムに大きな目、シンプルながらも温かみのあるデザインで、どこか懐かしさを覚える姿でした。名前は「potta」と「cal」です。

このキャラクターは、サンリオの初代オリジナルキャラクターである「コロちゃん」(1973年誕生)を思わせるデザインです。コロちゃんはクマをモチーフにしたサンリオの最初期キャラで、後のハローキティの成功へつながる原点とも言われています。デザイナーはキティの生みの親である楠侑子(清水侑子)さん。さらに当時の設定として、「キティの友だちのトーマスのいとこで、ほっぺがコロッケになっていて、お腹がすいたらそれを食べられる」というユニークなエピソードも存在していました。これは、主人公の顔があんぱんで、困った人にそれを分け与える「アンパンマン」の設定とよく似ており、興味深い関連性が浮かび上がります。

今回の「あんぱん」に登場した2匹のくまも、この「コロちゃん」をオマージュしたキャラクターである可能性が高いでしょう。白と茶色の組み合わせは、双子のようでありながらも個性の違いを表しており、キティと双子の妹ミミィを思わせるようなニュアンスも感じられます。着ている服が緑と青で、緑はメイコ、青は蘭子の着物のカラーでもありますが、果たして関係はあるのでしょうか?

3. 黄色い雲の上の人魚キャラクター

3つ目に登場したのは、黄色い雲に乗り、星が散りばめられた世界にいる人魚のようなキャラクターです。夢のある世界観で、柔らかな色合いとファンタジックな雰囲気が特徴的でした。

このキャラクターは、サンリオを代表する人気キャラクター「リトルツインスターズ(キキとララ)」を思わせます。1970年代に誕生したキキララは、星や雲をモチーフにした幻想的なデザインで知られ、女の子を中心に大きな支持を集めました。ドラマに登場した人魚のキャラクターも同様に「空想的なファンタジーの世界」を表現しており、キューリオが目指すキャラクタービジネスの方向性を示す象徴とも考えられます。

 

「pakkin & Tassie & Chippy」は

「のぶと崇と千尋」がモデル

八木さんの左に写ってるピンク色のパネルの中に登場するキャラクターは女の子と男の子二人。これはのぶと崇と千尋ではないかと思われます。パッキン(ハチキン)、タッシー(崇)、チッピー(千尋)がモデルではないでしょうか

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キティは登場せずも影響を感じさせる

今回の映像では、ハローキティそのものは登場していません。しかし、白と茶色のくまキャラクターの造形や佇まいからは、キティとミミィのイメージを重ね合わせることができます。キティのデザイナーである楠侑子さんの初期作品「コロちゃん」が登場したことは、まさにキティ誕生への布石であり、「あんぱん」のキャラクター描写はサンリオ史を踏まえた細かな演出とも言えるでしょう。

まとめ

朝ドラ「あんぱん」第127回に映ったキューリオのキャラクターは、

  • 八木にちなんだ「ヤギ」キャラクター

  • サンリオ初代キャラ「コロちゃん」を思わせる2匹のくま

  • リトルツインスターズ風のファンタジックな人魚キャラ
    という3種類でした。

いずれも1970年代のサンリオ初期キャラクターとの関連を感じさせるデザインであり、ドラマの中で「キューリオ=サンリオのモデル会社」であることを示す仕掛けになっていました。キャラクターが登場する短い映像の中にも、当時のキャラクタービジネスの息吹や遊び心がしっかりと込められている点が、「あんぱん」の丁寧な作り込みを物語っています。

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